第一回ラングリッチ主催セミナーレポート<英語はチャンスだ!これからの時代をサバイブするためのビジネス英語論>

2013

04

28

4月20日(土)13時
六本木ヒルズ Klab Ventures 会議室

小雨ちらつく土曜の午後。
ラングリッチ主催の無料セミナーが開催されました。
チケットは販売開始2時間で売り切れるという大変注目の高いセミナーとなり、今回は40名の方にご来場いただきました。

今回のテーマは
<英語はチャンスだ!これからの時代をサバイブするためのビジネス英語論>
と題し、日本からアジア、アジアから世界へ活躍するために必要なビジネス英語論を2名のスピーカーの方にお話しいただきました。

第一回ラングリッチセミナータイトル

初めに登壇して頂いたスピーカーは
翻訳SNSサービスを運営している株式会社Lang-8 代表取締役 喜 洋洋さん

プロフィール
中国に生まれ、4歳のときから日本に移り住む。2007年に京都大学工学部を卒業後、そのままランゲート株式会社(現:株式会社 Lang-8)を設立。最初から世界全体を対象にサービスをスタート。現在では、190カ国以上のアクセスがあるサービスへと成長させ、現在に至る。

日本に居ながらにして、英語は習得できるのか?というテーマでお話頂きました。

第一回ラングリッチセミナー喜社長

喜社長がお話してくださった中で、一番のポイントは、
「みなさんインプット出来ているんです。アウトプットすることが大事!」ということです。

勉強しなくちゃ!と必死になり、色々な本を読んだり、英単語を覚えたり。
十分な知識は入れているのに、しゃべれない。
という経験があると思います。

これはただ単純に「アウトプット不足」なだけなのです。

喜社長はアメリカのスターバックスで、
「トール(tall)のコーヒー」を頼んだつもりが、「2つ(two)のコーヒー」が出てきてしまった経験も。

こういった経験は、実際に話してみないと分からないことですし、
書いたり、話すことでコミュニケーションをとると、上達も早くなります。

日本国内でも、話せる機会を持つことで、英語を話せるようになることは可能です。

そして、喜さんが社長を務める 株式会社Lang-8 では、このアウトプットの一環として、メールや資料などのテキストを英語で統一しているそうです。

是非、皆様もアウトプットを心掛けてみてください!
 
 

続いてのスピーカーは
株式会社ヒトメディア 代表取締役 森田正康さん

プロフィール
1976年愛知県生まれ。12歳から渡米し、UCバークレー、ハーバード、ケンブリッジなど海外の大学・大学院を渡り歩く。ハーバード大学教育学修士、ケンブリッジ大学哲学修士。2003年、25歳の時に日本に帰国し、語学系出版社の第2次創業メンバーとして取締役に就任、2006年にはJASDAQ上場を果たす。その後、hitomedia,inc.を創業し、今日に至る。

森田さんには、これから英語を勉強して世界へ出たい、留学をしたい、と考えている方へのアドバイスとしてお話頂きました。

そもそも、なぜ英語を勉強するのか?

理由は様々だと思いますが、共通して言えることは、

「学びたいものがそこにあるから」
「やりたい仕事がそこにあるから」

何かに挑戦したいという思いを実現するために英語が必要なだけなのです。

英語が出来たらその夢は実現するのでしょうか?

森田さんの考える、海外で求められるもので重要なポイントは5つ

① 信念 … 夢を実現させようという思い
② 前向きさ … 何事もポジティブに捉え突き進むこと
③ 緊急対応能力 … 文化の違いなどに対応できる柔軟性
④ 専門知識 … 自分の得意分野での知識
⑤ 言語 … 現地の言葉

第一回ラングリッチセミナー森田さん

12歳で海外に渡り、その頃の経験から、
大好きなサッカーを通じて、コミュニケーションをとりながら、サッカーで使う単語から覚えたそうです。
好きな分野、得意な分野での専門的な単語は覚えやすいのでおすすめだそうです。

また、文化の違いなどによる緊急対応能力については、留学中にディスカッションをする授業があり「進化論」について議論した際に、「人間は神が作った」と言う生徒がいたそうです。
その答えの善し悪しではなく、文化の違いであることを認識し、受け入れる柔軟性が必要であると学んだそうです。

海外での様々な経験から、言語のプライオリティは一番低く、必要な分野の専門的な単語さえ覚えておけば、会話はどうにかなると森田さんは言います。
とにかくコミュニケーションをとり、自信をつけていくことが重要だそうです。

とりあえず英語を話せるようになりたい!という目標では失敗してしまいます。

夢を叶えるための一つの手段が「英語」なのです。

以上、2名のスピーカーから、ビジネス英語を習得するために必要な要素として、

① 目標を持つこと
② 恥ずかしがらずにアウトプット(スピーキング)すること
③ 英語は夢をかなえる一つの手段であること

という3つのポイントをお話頂きました。

<質問タイム>
ここで参加者からおふたりへの質問をピックアップします。

まずは喜さんへの質問

Q.どうして起業したのですか?
A. ITの可能性を感じ、面白いことが出来るんじゃないかという期待感がありました。あと、「自分でもできるんじゃないか」という少しの勘違いです(笑)

Q.Lang-8で英語を勉強し続ける秘訣はありますか?
A. 一度にたくさんやろうとしないで、一行でもいいので、やってみることが大事です。

Q.Lang-8でコメントをもらいやすい投稿は?
A. 友達を増やすことですね。プロフィールを充実させることで増えますよ。添削すればするほど上位に表示されるようなアルゴリズムを起用していますので、いっぱい使ってください!

続いて、森田さんへの質問。

Q. 働くならアジアのどの国がいいのでしょうか?また、そこで何をすればいいですか?
A. ラングリッチのような言語サービスはこれからもっと伸びると予測しています。アジアを拠点に世界へ展開するビジネスはまだまだ伸びていくでしょう。技術が高く低コストなのはアジアですが、その技術を「どう使うか」が重要なのです。

Q. 留学すると自国の文化や歴史を語れないとダメだと聞いたけど本当ですか?
A. まったく必要ないです。(笑)大和魂を持って仕事をすることは必要だけど、それを全て説明する必要はないですよ。

<ディスカッション>
今回のセミナーでは、4人一組になり、2つのテーマにおいてグループディスカッションを行いました。

① 英語を学ぶ目的はなんですか?
② 効果のあった学習法は?

喜さん、森田さんもグループに参戦!

グループディスカッション1

この20分間の間に、皆様の瞳がキラキラと輝き、
漠然とした「英語を話せるようになりたい!」という思いが、どんどん明確化していったようです。

グループディスカッション2

最後に、セミナーへ参加された方限定で、ラングリッチのキャンペーンの発表をさせて頂きました。
4月中にお申込みいただいた方へamazonカード1000円分をプレゼント!という発表に、
会場からは、おぉー!というお声も頂き(笑)第一回ラングリッチ主催のセミナーは幕を閉じました。

ラングリッチでは、今後も様々なテーマでセミナーを定期的に開催していく予定ですのでご期待ください!

皆様に英語を学ぶ楽しさを実感して頂き、夢を実現するためのお手伝いをさせて頂ければ幸いです。

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