色々とおかしい?!アメリカ版「ドラえもん」についてご紹介!

2014

06

24

こんにちは。ラングリッチ教育企画部です。

日本ではまず知らない人はいない国民的人気アニメ「ドラえもん」。声優陣の大幅変更から早10年、今年の夏から「ドラえもん」は海を渡ってアメリカで放送が開始されることをご存じでしょうか。

すでに、1980年代からアジアやヨーロッパで放送が始まり、1990年代からはイスラム圏や中南米を含む世界35か国で放送されて、今や世界の「ドラえもん」と言っても過言ではありません。

アメリカでの放送が遅れたワケ、放送開始のワケ

そんな中、アメリカで放送が今までされなかったのは、アメリカにおける子ども教育はとても保守的であるということが一つの理由として挙げられます。

心身ともに強いスーパーヒーローが人気を博すアメリカにおいて、自信のない弱虫キャラクターののび太が、困ったときにはドラえもんの力に依存して助けてもらうというパターンは、自立心を養う上で好ましくないと考えられていたことが一つの背景としてあるようです。

しかし時代が進む中で、ヨーロッパやアジアからアメリカへのカルチャー流入も進み、子ども教育に対する価値も多様化してきました。一つのカルチャーの受け入れとして、今回「ドラえもん」の放送も決定したのでしょう。

英語版「ドラえもん」と日本版との違いはたくさん!

アメリカで放送される「ドラえもん」は日本版をそのまま英語に翻訳して放送されるわけではありません。

アニメ本来の世界観を重んじながら、アメリカの文化や社会基準を考慮してアメリカの人々にも楽しんでもらえるよう「ローカライズ版」としてさまざまな箇所に変更が加えられての放送となります。
その違いを見ていきましょう。

◆キャラクター名や道具の名前が違っている!
アニメの舞台は、あくまでアメリカなので、それに合わせてさまざまな点が変更されています。
もちろん、登場人物の名前やアイテムの名前もアメリカ仕様です。

ドラえもん  ⇒ DORAEMON(ドラえもん)
のび太    ⇒ Noby(ノビー)
しずかちゃん ⇒ Sue(スー)
ジャイアン  ⇒ Big G(ビッグ・ジー)
スネ夫    ⇒ Sneech(スニーチ) 
“ sneer ”「あざ笑う」という意味が込められています。

どこでもドア ⇒ Anywhere Door
タケコプター ⇒ Hopter
どら焼き   ⇒ Yummy Bun

◆出てくるものがアメリカならではの設定に!
アメリカのメニューにないオムライスはパンケーキに。箸はフォークに、石焼き芋屋台はポップコーン移動車に、お金はドル紙幣に。
洋食の定番のオムライスですが、実は日本発祥メニューでアメリカにはありません。そのためアメリカ人になじみのあるパンケーキに変更されています。
また、その他多くのものもアメリカ仕様になっています。

◆アメリカの社会問題も影響している!
肥満が社会問題となっているアメリカでは大食いのシーンは問題。ドラえもんの大好物どら焼きが山ほど出てくるシーンが短くカットされたり、のび太のおやつがヘルシーなフルーツに変更されたりしています。

有名な「あのセリフ」の英訳

ドラえもんの中に出てくる、各キャラクターの有名&定番のセリフ。いくつか取り上げて、その英訳を見てみましょう。

ドラえもん
“ It is naive to think that you will get everything served to you on a plate just because you want it. ”

「ほしいからって、なんでもかんでもかんたんに手に入ると思うのは考えがあまいぞ。」

のび太
“ There is no more enjoyable thing (in the world) than sleeping on a warm futon! ”

「あったかいふとんでぐっすりねる!こんな楽しいことがほかにあるか。」

ジャイアン
“ What’s mine is mine. What’s yours is mine! ”

「おまえのものはおれのもの、おれのものはおれのもの!」

英語で改めて見てみると、難しく感じてしまいますが、ストーリーをイメージすると記憶の定着が良くなりますので是非覚えてくださいね。

英語学習に最適なドラえもんのイングリッシュコミック

ドラえもんの英語版コミックをご存知でしょうか。日本で発売されているドラえもんのコミックのセリフが英語になっているものです。出てくる英語は、もちろん日常会話なので比較的理解しやすく、英語学習としてとてもおすすめです。

しかも、吹き出し部分は英語で、日本語はコマの下に小さく書かれているので、意味が分からない英語はすぐに日本語訳を確認できます。絵があるので、イメージもしやすく記憶に残りやすいというのもコミックで英語を学習する長所の一つです。是非一度ご覧になってみてください。

フィリピンのドラえもんは?

ラングリッチの拠点でありますフィリピンでも、ドラえもんの「タガログ版」アニメ・コミックがあり、子どもたちの間で人気があります。

ドラえもんの好きな食べ物は、日本ではどら焼き、アメリカではパンケーキ、そしてフィリピンでは「ビビンカ」になります。「ビビンカ」は、もち米やココナッツミルクなどの東南アジアの食材を使って作られる、バナナの葉に包んでオーブンで焼いたケーキです。露天やモールの通路などで売られているポピュラーなもので、直径10センチぐらいの大きさで1個20ペソ(日本円で約23円)ほど。バターや塩をかけて食べるとおいしいですよ。

ドラえもんのどら焼きは、その国特有のお菓子に変わっていることがあるので、他の国のものも調べてみると面白いですね。

最後に

アメリカ版「ドラえもん」はアメリカ文化に合わせてさまざまな箇所にオリジナリティが反映されたものとなるようです。

2005年4月より放送されているシリーズからセレクトされた26話が、今年の夏から放送予定。日本版との違いを探すのも面白そうですし、英語の勉強にもなるので、是非日本でもアメリカ版「ドラえもん」を見てみたいですね。

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