七面鳥の季節といえば?Thanksgiving / 感謝祭について学びましょう!

2014

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こんにちは!ラングリッチ教育企画部です。

ハロウィーンも終わり、クリスマスのイルミネーションが街を彩る季節となってきました。
しかしながら、アメリカではこれからクリスマスまでに、1 年で 1 番大事と言っても過言でないイベントが控えています。
それは、Thanksgiving Day と呼ばれる感謝祭です!

今回は海外の文化紹介として、日本ではあまり知られていない Thanksgiving Day について、詳しくご紹介致します!

Thanksgiving Day って何?

Thanksgiving Day、略して Thanksgiving / 感謝祭とは、アメリカとカナダの祝日の一つであり、日本の大晦日のような、家族のための日です。一般的には夜までに家族全員が集まって Thanksgiving dinner と呼ばれる食事会をします。

アメリカでは 11 月の第 4 木曜日、カナダでは 10 月の第 2 月曜日がそれぞれ感謝祭の日になっています。その日は学校・会社・お店など、ほぼ全ての施設がお休みとなり、多くの人が地元に帰省し、家族や友人と過ごします。
そのため、感謝祭の前夜は高速道路や空路、鉄道などの交通機関が1年で1番混みあいます

感謝祭の翌日は After Thanksgiving Day と呼ばれ、アメリカではこの日も祝日になっています。よって、週末含め 4 連休となっているわけです。
このように、この時期から休日が多くなるので、感謝祭からクリスマス、新年にかけては Holiday season と呼ばれています。

また、感謝祭の翌日は Black Friday とも呼ばれるのですが、それについては後で詳しくご説明致します!

Thanksgiving の起源

感謝祭はもともと、イギリスからアメリカのマサチューセッツ州プリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事だったそうです。
ピルグリム・ファーザーズとは、信仰の自由を求めてイギリスからアメリカに渡ったピューリタン(清教徒)のことです。

彼らが移住した 1620 年の冬はとても厳しいものであり、冬を越せずに亡くなった人がたくさんいたそうです。
けれども、その翌年には、近隣の原住民のインディアンからとうもろこしなど大陸の作物の栽培方法を学び、そのおかげで冬を乗り切ることが出来たと言われています。
そこで、インディアンを招待して、作物に感謝しながら食事会を開いたことが感謝祭の始まりである、という説が一般的となっています。

Thanksgiving Dinner

感謝祭の醍醐味でもある Thanksgiving dinner で食べるものといったら、七面鳥です。七面鳥はクリスマスじゃないの?と思う方も多いかもしれませんが、基本的に感謝祭とクリスマスは同じものを食べるそうです。

七面鳥の中には食パンやクルトンなどを使った詰め物をして、じっくりオーブンで焼きます。
アメリカではこの日に約 4,600 万羽の七面鳥が消費されるそうです。
その他には、グレービーソースと呼ばれる肉汁から作られるソースやクランベリーソースマッシュドポテトパンプキンパイなどが Thanksgiving dinner の一般的なメニューとなっています。

Thanksgiving の楽しみ方

感謝祭では食事会以外にも楽しい行事や恒例のイベントがいろいろあります。
その中の幾つかをご紹介致します!

Macy’s のパレード

ニューヨークにある Macy’s(メイシーズ)という有名百貨店では 1924 年からMacy’s Thanksgiving Day Paradeと呼ばれるパレードを開催しており、8,000 人の参加者と、350 万人の観客という盛大さです。

もともとは移民第一世代のメイシーズ従業員によるクリスマスパレードであり、動物園から動物を借りたり、フロート車を使ったりして行進を行なっていました。
現在は、スヌーピーやピカチュウなど約 15 の超大型キャラクターバルーンや 30 以上のパレードフロート車、2000 人を超えるダンサーやピエロ、更にはマーチングバンドや有名歌手なども参加し、テレビの前で全米の 5000 万人が待ち望むアメリカの一大イベントになりました。

Black Friday

アメリカで感謝祭の翌日の金曜日はお休みだと説明しましたが、この日はブラックフライデーとも呼ばれ、感謝祭プレゼントの在庫一掃セールとクリスマス商戦が始まる日です!

デパートや百貨店、スーパーマーケットなど、ありとあらゆるお店で大規模なセールが開始され、買い物客が殺到します。日本の新年初売りセールのように、夜が明ける前から列を作ったり、開店と同時にものすごい数のお客さんがお店に雪崩れ込んだりなどするようです。

1987 年の株価大暴落の「ブラックサーズデー(暗黒の木曜日)」のような暗い意味ではなく、この日に小売店の売上が黒字になることから、ブラックフライデーと呼ばれているそうです。

Cyber Monday

アメリカでブラックフライデーの次の月曜日はサイバーマンデーと呼ばれ、この日はオンラインショッピングの売上が急増します。これは、感謝祭を実家でのんびり過ごしたり、実店舗に行ったりした人たちが、月曜に会社の高速回線を使って、もしくは自宅に帰ってネットショッピングをするためだと言われています。

2013 年には、サイバーマンデーのインターネット販売の売上が過去最高の約 20 億ドル(約 230 億円)を記録したそうです。今年は 26 億ドルを記録するだろうと予想されています。

ちなみに、日本でも 2012 年から、アマゾン日本法人の申請によって 12 月の第 2 月曜日がサイバーマンデーに制定されています。この日はアマゾンをチェックですね!

Thanksgiving に関連した映画やアニメ

感謝祭をテーマにしたり、感謝祭の場面が登場する映画やアニメなどは多いです。
その中で人気がある作品をいくつかご紹介致します! 

A Charlie Brown Thanksgiving (1973)

ご存知スヌーピーとその仲間たちが感謝祭の日はどんな日なのか、何を食べるのかなど、感謝祭の基本を紹介してくれます。

Free Birds (2013)

主人公は Thanksgiving dinner の主役である七面鳥。この七面鳥が、1621 年の最初の感謝祭の日までタイムスリップし、七面鳥をメニューから外そうとする物語です。

Planes, Trains and Automobiles (1987)

Thanksgiving dinner のために出張先のニューヨークからシカゴの自宅に帰ろうとする主人公のニールが、飛行機の遅延や大雪による行き先変更などの災難に遭いながらも、道中を共にすることになったデルと共に、鉄道や自動車を使いながらシカゴを目指す物語です。

Home for the Holidays (1995)

感謝祭の休暇を目前に突然雇用先の美術館から解雇を言い渡された主人公のクローディア。年頃の一人娘は彼氏と過ごすから一緒に実家には帰らないと言い、一人両親が待つ実家へ帰ることに。そこに集まってきた叔母や兄妹とともに過ごす休暇を描いたホームコメディ&ドラマ映画です。

最後に

Thanksgiving / 感謝祭の紹介はいかがでしたでしょうか?
日本にはない習慣ですが、アメリカやカナダでは日本のお正月並に大切なイベントになっていますので、ぜひ他国文化のひとつとして知識を深めてみてください。
また、フィリピンも家族を大切にする国なので、どんな家族行事があるか、ぜひレッスンで講師に聞いてみてください!


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