「お疲れ様」を英語で言うと?

2016

02

18

こんにちは、ラングリッチ教育企画部です。

「お疲れ様」と英語で言いたい時、どんな言葉をかけますか?

英語には「お疲れ様」に該当する言葉はありません。では何といえばいいのでしょうか?

「お疲れ様」を英語で言うと?

そもそも「お疲れ様」の意味とは?

「お疲れ様」「よろしく」「いただきます」「ごちそうさま」など。
日本語には独特なニュアンスを持つ、英訳しづらい言葉がたくさんあります。

これらを英訳する時はまず、「どういう意味なのか」「どんな状況で使われるのか」をはっきりさせます。
「お疲れ様」の場合は大きく2つの意味合いがあります。

1. 様々な場面で挨拶としての「お疲れ様」

2. 労をねぎらうの「お疲れ様」

今回はこのニュアンスが難しい「お疲れ様」を状況別に紹介していきます。

 

1. 朝の挨拶やすれ違いの時の「お疲れ様」

上司や目上の方には、Mr./Ms.をつけるのを忘れないようにしましょう。

“Good morning” (おはようございます。)

“Hello/Hi” (こんにちは。)

“How are you?  (調子はいかがですか?)

“How is it going?” (調子はどう?)

 

2. 退社時の「お疲れ様」

一日の仕事が終わった時の挨拶です。

“Have a good evening/night.” (良い夜をお過ごしください。)

“See you tomorrow.”(また明日)

“See you next week.” (また来週。)

金曜日の場合はこちらを使いましょう。

 

3. メールや電話の「お疲れ様」

日本ではメールや電話の没頭の挨拶として、「お疲れ様」ということがありますよね。

メール:

“Hello (name/Mr.Ms.),

“I hope this email finds you well.”(〜さん/様、お変わりなくお過ごしのことと存じます。)

電話:

“Hello (name/Mr. Ms.), how are you today?” (〜さん/様、本日はいかがお過ごしですか?)

 

4. 大きな仕事や課題が終わった時の「お疲れ様」

働きを労う時:

“Thank you for your hard work.” (お仕事お疲れ様でした。)

「よくやったね」と言いたい時:

“Good job!/”Excellent work!”/”Well done!” (素晴らしいお仕事でした。)

 

外国人の「お疲れ様」に対する反応とは?

今回は日本で頻繁に使われる「お疲れ様」を英語で言う方法を紹介しました。

この日本の文化に対して、日本で働く外国人はどのような反応を示しているのでしょうか?

「挨拶代わりにお疲れ様というのには驚いた。そんなに働いていないのに。」
「日本に来たばかりのときは、疲れてないのになんで?と思った。」

というように、「疲れ」という言葉が挨拶代わりになっていることを不思議に感じるようです。
日本国語大辞典 によると、「お疲れ:疲れたと思われる人を 敬い, 気遣って言うあいさつの言葉」 とあります。

不思議がっている外国人をみかけたら、「常に人の労働を敬い、労う」という日本の文化も合わせて紹介してみましょう。

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